私たちについて

歴史･目的・活動

本精神分析協会は、ウィーンにてフロイト、フェダーン、ステルバらの精神分析家に学び、その後わが国でただひとり精神分析臨床を実践していた精神科医古澤平作を初代会長として1955年10月に結成されました。ちなみにその前身は、やはり古澤が実質的に創設した国際精神分析学会仙台支部と東京支部でした。それから今日まで日本精神分析協会は、フロイトが創始した国際精神分析学会に認定されているわが国唯一の精神分析組織として活動を続けています。

本協会の目的は、フロイトによって創始された精神分析学の研究と、精神分析療法の臨床実践です。私たちはフロイトが創始した精神分析の本質を堅持するとともに、あらたな発展、真摯な実践をこころがけています。

私たちの活動には、上述の精神分析学の研究と精神分析療法の臨床実践に加えて、国際基準に適う精神分析家の資格認定とそのための訓練システムの提供、わが国独自の資格である精神分析的精神療法家の認定とそのための訓練システム、精神分析やこころにかんする著作活動、医療心理福祉の専門家や一般市民への精神分析の知識や実践技法の提供、医療や心理、社会福祉、教育等の他専門領域との共同研究等をおこなっています。